練習皮とモデル実習は何が違うのか
「練習皮ではうまくいくのに、人の肌に乗せると全く違うんです」
「モデルはどうやって探すのでしょうか。知人に頼むのも一度や二度で…」
「実習10回と聞いて行ったら、ほとんどが横で見るだけでした」
こんにちは、CYAN アートメイクの代表・CYANです。
教育の相談で最も食い違う数字が「実習◯回」です。同じ言葉なのに中身がまったく違うんですね。今日は練習皮とモデル実習がそれぞれ何を育てるのか、そして見積書の実習回数をどう読むべきかを整理します。
※ 重要:日本ではアートメイクは「医療行為」に該当し、施術には医師免許(または医師の管理下)が必要です。 本記事は韓国を基準とした教育の説明です。
練習皮とモデル実習は何が違いますか?
練習皮は動作をつくり、モデル実習は判断をつくります。
練習皮(人工皮膚)とは、人の肌に近い抵抗を持つように作られた練習用の素材です。ここで角度・圧・速度を身体に入れます。一方モデル実習とは、講師の監督のもとで実際の人の肌に施術する段階で、ここではじめて「この肌ではどうすべきか」を判断することになります。
✔ 練習皮 ― ぶれが目に見えます。反復で手を固定する場所
✔ モデル実習 ― 血が透け、腫れ、色の入る速度が違います。判断が要る場所
✔ 共通 ― どちらか一方だけでは実務に立てません
練習皮を飛ばすと手が定まらず、モデルを飛ばすと判断が育ちません。
なぜ人の肌では違って出るのですか?
練習皮には血流も回復もないからです。
人の肌は施術中に腫れ、血が透け、色がにじんで見えます。ですから今入った色が最終の色ではありません。ここで初心者が最も多くするのが「薄く見えるからもっと入れる」ことです。定着後に濃くなる理由の多くはここにあります。
回復の過程も人それぞれです。同じ日に同じ手でやっても、かさぶたのつく時期と剥がれる速さが分かれ、その差が最終の色を変えます。
施術台の上の色は結果ではなく過程です。
人の肌では、見えているものと残るものが違います。
モデル実習は何名必要ですか?
部位を一つ手に付けるには一桁では足りません。
一、二名では「やってみた」に留まり、反復があってはじめて肌タイプ別の差を自分で感じられます。私たちの開業コースがモデル実習10〜12名を含むのもそのためです。眉・リップ・ヘアラインの全科目を扱うなら、部位ごとに何度かは手を入れる必要があります。
短期コースは性格が違います。練習皮中心で一つの技法を圧縮して身につける場なので、実習人数が必要ならお申し込み前に必ずご確認ください。
数字より、その数字がどの部位に何回ずつ分かれるかを見てください。
「実習10回」は何を数えているのですか?
機関によって違います。ですから必ず聞き返すべき数字です。
同じ「10回」の中にこれらが混ざります。
✔ 講師がするのを見ること(見学・デモ)
✔ 練習皮にすること
✔ 人の肌に直接すること
✔ 講師が半分やって半分を任せること
横で見た時間は手に残りません。 見積もりを比べるときは「そのうち人の肌に直接するのは何回ですか」とそのまま聞いてください。答えられなければ、それが答えです。
一回の分量も確認してください。眉の両側をきちんと仕上げるのを一回と数える所もあれば、片側だけ任せて反対は講師がするのを一回と数える所もあります。同じ数字でも手に残る量が二倍違います。
見学と実習を一つの数字にまとめる所は外して構いません。
モデルはどう探しますか?
教育コースに含まれるかどうかを先にご確認ください。
含まれていればその部分は気にされなくて済みます。含まれない場合は自分で探すことになりますが、注意点があります。
✔ 知人でも事前案内は同じに ― 色素アレルギー・感染・一時的な腫れの可能性とアフターケアを書面で案内します
✔ 回復まで連絡がつく人 ― 一か月後の写真をもらえてはじめて練習が完成します
✔ 難しいケースを序盤に受けない ― 残色のある眉は判断が要る作業です
知人だからと結果を甘く見てよいわけでもありません。むしろ間柄が近いほど後で言い出しにくく、問題が埋もれがちです。
モデル実習は施術で終わらず、回復確認までが一回です。
練習のとき何を記録しますか?
記憶は消え、記録だけが残って次の判断になります。
同じミスを繰り返す方の共通点は記録がないことです。何をどうしたかが残っていないので、結果を見ても原因を遡れません。
✔ 使った色素と配合
✔ 深さと速度についての感覚(数字でなくて構いません)
✔ 施術直後の写真と定着一か月後の写真
✔ その方の肌タイプと特記事項
写真は同じ条件で撮るのが肝心です。照明が変わると色が違って見えて比較になりません。窓際の一か所を決めて、いつもそこで撮れば十分です。
記録がなければ、練習ではなく反復です。
一人で練習しても伸びますか?
動作は伸びます。ただし間違った動作も一緒に固まります。
一人の反復は方向が合っているときにだけ実力になります。角度がずれたまま百回やれば、ずれた角度が身体に残るんですね。ですから序盤は矯正を受ける場が必ず要ります。
一人の練習は正しい方向を掴んだあとに効きます。 方向さえ定まれば、その後は一人の時間が実力を決めます。
矯正が先、反復がその次です。
モデルさんには何を案内すべきですか?
知り合いでも、案内はお客様とまったく同じに行います。
事前案内とは、施術前に起こりうる反応とアフターケアを書面でお伝えする手順です。色素アレルギー・感染・一時的な腫れといった可能性と、回復中に避けることを記して署名をいただいてください。
✔ 知人でも同意書は同じものを
✔ 回復3日目と2週目にこちらから連絡します
案内を飛ばした実習は、記録としても残りません。
まとめ
✔ 練習皮は動作を、モデル実習は判断をつくる
✔ 人の肌は腫れて血が透け、見える色と残る色が違う
✔ 部位一つを手に付けるには一桁の実習では足りない
✔ 「実習N回」は見学込みかを必ず聞き返す
✔ モデル実習は定着一か月の写真確認までが一回
✔ 記録がなければ練習ではなく反復
実習回数は教育を選ぶとき最も差が出る項目なのに、いちばん確認されない項目でもあります。私たちCYANはソウル弘大(ホンデ・麻浦区)にあります。今どの部位で手が止まるか教えていただければ、ご相談・お問い合わせで必要な実習量をお伝えします。
長い記事をお読みいただきありがとうございました。
CYAN アートメイク代表のCYANでした。
CYANは医療機関ではなく、アートメイクのスタジオ・教育スペースです。効果や持続期間は個人の肌質やアフターケアにより異なり、色素アレルギー・感染・一時的な腫れ/赤みなどの可能性があります。詳しくは施術前のカウンセリングでご案内します。
よくある質問
練習皮とモデル実習は何が違いますか?
練習皮は動作をつくり、モデル実習は判断をつくります。練習皮は人の肌に近い抵抗を持つ素材で、角度と圧、速度を反復して身体に入れる場です。モデル実習は講師の監督のもと実際の人の肌に施術する段階で、腫れて血が透け色の入る速度が違うため、はじめて判断が必要になります。どちらか一方だけでは実務に立ちにくいです。
モデル実習は何名くらい必要ですか?
部位を一つ手に付けるには一桁では足りません。一、二名では試したに留まり、反復があってはじめて肌タイプ別の差を自分で感じられます。CYANの開業コースがモデル実習10〜12名を含むのも、眉とリップ、ヘアラインの全科目を扱うには部位ごとに何度か手を入れる必要があるからです。短期コースは練習皮中心なので、実習人数が必要ならお申し込み前にご確認ください。
実習10回と言えば全部自分でやるのですか?
機関ごとに違うので必ず聞き返すべき数字です。同じ10回の中に講師のデモを見る見学、練習皮の作業、人の肌に直接すること、講師が半分やって半分を任せることが混ざります。確認されるときは実習が過程のどこに配置されるかも一緒に聞くとよいです。後半に固まっていると癖が固まってから人の肌に上がることになり、途中に分かれていれば矯正を受けた状態で入れます。
モデルはどう探しますか?
まず教育コースにモデルが含まれるか確認してください。含まれない場合は三つを守る必要があります。知人でも色素アレルギーや感染、一時的な腫れの可能性とアフターケアを書面で案内すること、回復まで連絡がついて一か月後の写真をもらえる方であること、そして残色のある眉のように判断が要るケースを序盤に受けないことです。
一人で練習しても実力は伸びますか?
動作は伸びますが、間違った動作も一緒に固まります。角度がずれたまま百回繰り返せば、ずれた角度が身体に残ります。ですから序盤は横で今のこの手を見てくれる矯正が必ず必要で、方向が定まったあとは一人の時間が実力を決めます。順番は矯正が先、反復がその次です。
効果や持続期間は個人の肌質やアフターケアによって異なり、色素アレルギー・感染・一時的な腫れや赤みなどの可能性があります。詳しくは施術前のカウンセリングでご案内します。