アートメイクとタトゥー、大半の人が逆に理解している — 眉・リップ・SMP用語の整理
"眉毛アートメイクと眉毛タトゥーって、別物なんですか?"
"リップタトゥーで検索したらリップブラッシュが出てきて…同じものですか?"
"頭皮アートメイク(SMP)って何?頭に本当にタトゥーを彫るんですか?"
こんにちは、CYAN PMU 代表の CYAN(HSIN SIAN)です。
韓国の国家資格を持つ臨床心理士として働いたあと、人の顔立ちや印象をもっと深く扱いたいと思い、アートメイクアーティストの道へ進みました。ソウル・弘大(ホンデ/麻浦区)のスタジオで3万件を超える施術を重ねてきましたが、いちばん多くいただく質問が、実はこの「用語」なんです。検索バーにタトゥー・アートメイク・ブラッシュ・SMPが入り混じって出てくるので、混乱されるのも当然ですよね。今日は宣伝ではなく、用語の混乱をすっきり整理するための記事です。たった数分お読みいただければ、検索結果の見え方が変わってくるはずです。
アートメイクとタトゥーは、正確には何が違うの?
結論からお伝えすると、入れる「深さ」と「目的」が違います。 タトゥーは皮膚の深い真皮層まで色素を入れて、一度でしっかり濃く、長く残すことが目的です。一方アートメイクは、それよりずっと浅い表皮と真皮の境目あたりに、人肌になじむ自然な色を薄くのせていきます。だから時間が経つと少しずつ薄くなり、約6〜8週後のリタッチで色を補い、デザインを整えることができます。色が鮮やかで多彩なタトゥーと違い、アートメイクは限られた自然な色で「もともとそうだったように」見せる美容施術なんです。
✔ タトゥー:真皮層に深く・濃い色・1回・修正が難しい
✔ アートメイク:浅く・自然な色・リタッチで補える・修正できる
✔ どちらも出血・変色・アレルギーの可能性は共通
アートメイクとタトゥーは「深さと目的」が違う施術であり、顔に行う美容施術のほとんどはアートメイクです。
4つの施術メニューの詳しい構成は施術案内でご確認いただけます。
「眉毛タトゥー」と「眉毛アートメイク」は同じ言葉?
はい、日常で使われる眉毛タトゥー・眉毛アートメイク・パウダーブロウは、実質的に同じ領域を指す言葉です。 正式な呼び方はパウダーブロウ(パウダー眉)で、検索されるときによく「眉毛タトゥー」と呼ばれているだけなんです。技法で分けると、マイクロブレーディング(毛並み眉)はブレード状の道具で細い毛流れを一本ずつ描いて毛のように表現し、パウダー(シェーディング)は微細な点を重ねて、メイクをしたような淡いグラデーションをつくります。肌タイプによっておすすめする技法は変わり、特に脂性肌・混合肌は毛流れがにじみやすいため、パウダー系のほうが安定して定着するケースが多いです。
✔ 眉毛タトゥー = 眉毛アートメイク = パウダーブロウ(検索ワードが違うだけ)
✔ マイクロブレーディング(毛並み眉):毛流れを描いて毛のように
✔ パウダー(シェーディング):点を重ねてメイク風、脂性肌に安定
「眉毛タトゥー」は検索ワードにすぎず、実際にはパウダーブロウのような眉毛アートメイクを指しています。
毛並み・パウダー・コンビネーションのどれがご自身の肌に合うかは、眉アートメイク総合ガイドで詳しく扱っています。ご自身の肌や印象に合う眉の技法が気になる方は、顔分析も参考にしてみてください。
「リップタトゥー」はリップブラッシュと違うもの?
同じリップアートメイクの中の、表現の違いだと考えてください。 よく「リップタトゥー」「リップアートメイク」と呼ばれるものの中で、今いちばん人気なのがリップブラッシュです。リップブラッシュは内側を濃く、外側を淡く、色を「染めるように」薄くのせて、ティントを塗ったような自然な血色をつくります。反対に、唇全体を口紅のようにしっかり埋めるものはフルリップといいます。また、もともとの唇の色が暗くくすんでいる方は、一度で発色させるより、まず中和色素で暗さを抑えて明るい下地をつくり、次のセッションで好みの色をのせる段階が必要になることが多いです。
✔ リップタトゥー = リップアートメイク(リップブラッシュ・フルリップなど表現の違い)
✔ リップブラッシュ:内→外の自然なグラデーション、ティント感
✔ 暗い唇:中和してから発色、複数セッションが必要なことも
「リップタトゥー」はリップアートメイクの総称で、自然な血色をお望みならリップブラッシュが代表的です。
施術ごとの料金や持続期間は料金案内でひと目でご覧いただけます。
アイラインアートメイクと頭皮アートメイク(SMP)は何が違うの?
アイラインアートメイクはまつげラインのアートメイクのこと、SMPは毛根のような点で頭皮の密度を表現するアートメイクのことです。 アイラインアートメイクの要は、色素をまつげが生えているラインの外側の皮膚だけにのせるという点です。まぶたの内側の粘膜(ウォーターライン・タイトライン)は眼球の健康に直結する部位なので、施術しないのが安全の原則です。SMP(頭皮アートメイク・ヘアタトゥー)は、頭皮に毛根のように見える微細な点を打ち、髪のボリュームがあるように見せたり、傷跡をカバーしたりする施術です。髪の毛を描くのではなく「点」で密度感をつくるため、定着後は自然で、ほかの施術より持続期間が長めです。
✔ アイラインアートメイク = まつげラインのアートメイク(ラインの外側の皮膚だけに)
✔ 粘膜(ウォーターライン)は非施術 — 眼球の保護が最優先
✔ SMP・頭皮アートメイク = 毛根の点で密度を表現、傷跡カバーにも活用
アイラインアートメイクはまつげラインのアートメイク、SMPは毛根を描く頭皮アートメイクで、どちらも自然さが鍵です。
実際の仕上がりが気になる方は施術事例をご覧ください。
「カバーアップ・色補正」はまた別の言葉なの?
カバーアップと色補正は、すでに入っているアートメイクを覆ったり、変色した色を整えたりする作業を指す言葉です。 アートメイクは薄くなる過程で色が変わることもあり、赤・オレンジ系に浮いた色は比較的カバーしやすく、グレー・青みに変わった色はより難しく、色を中和する設計が必要になります。だから「上から塗りつぶす」のではなく、「先にどの色を敷いて中和するか」を読み取ることが要です。変色の色補正や総合的なカバーアップの話は別のガイドで深く扱っているので、残った色・変色が気になる方はアートメイクのカバーアップガイドをご参照ください。
✔ カバーアップ・色補正 = 既存のアートメイクを覆う・変色を整える作業
✔ 赤・オレンジは比較的カバーしやすく、グレー・青みは難しめです
✔ 「塗りつぶし」ではなく「中和の設計」が要です
ところで、なぜ「半永久」と言われるの?
ここがいちばん大きな誤解ポイントなので、必ず押さえておきましょう。 日本でも「半永久」という言い方を見かけますが、これは過去に色素を正しく配置できず施術がすぐに薄れてしまったことや、永久に残る負担を減らしたいというお客様の心理と結びついて定着した表現です。けれど、きちんと施術された色素は時間とともに薄くなることはあっても、完全には消えず一部が残ることがあります。ですから「跡形もなく消える」ではなく「少しずつ薄くなる」が正確です。色が長く残る可能性があるぶん、デザインと色選びは最初のカウンセリングで慎重に決めることが大切です。
✔ アートメイクは「完全に消える」❌ /「少しずつ薄くなる」⭕
✔ 残留色素が残ることがあるため、デザインは慎重に
✔ 最初のカウンセリングで色・形を十分に相談するのが鍵
アートメイクは「完全に消えるメイク」ではなく「長く続きながら薄くなっていく施術」だという点を、ぜひ覚えておいてください。
CYANは色素学と多人種の施術経験(3万件以上)をもとに、薄くなった後も自然に見える色を基準に設計しています。
ご不明な点はカウンセリングのお問い合わせからお気軽にどうぞ。
最後にまとめます。今日整理した大切なポイントは3つです。1つ目は、顔に行う美容施術のほとんどは深さの浅いアートメイクで、眉毛タトゥー・リップタトゥー・アイラインタトゥーはすべてアートメイクの別名だということ。2つ目は、眉はパウダーブロウ、リップはリップブラッシュ、頭皮はSMPのように、部位ごとの代表的な呼び名が別にあるということ。3つ目は、アートメイクはきれいに消えるのではなく、少しずつ薄くなっていく施術だということを覚えておいてください。
なお、ソウル・弘大は日本からのアクセスも良く、明洞からは地下鉄で約25分、江南からも約30分ほどで、観光や滞在の合間にも訪れやすいエリアです。
各用語の短い定義だけをさっと確認したい方は、アートメイク用語事典にひと目で整理してありますので、あわせてご参照ください。
ソウル・弘大 CYAN PMU 代表 CYAN(HSIN SIAN)より。
※ アートメイク(PMU)の効果や持続期間には、肌タイプ・生活習慣・アフターケアによって個人差があります。また、色素アレルギー・感染・一時的な腫れや赤み(紅斑)などの副作用が生じる可能性があります。CYANは医療機関ではなくアートメイク(PMU)スタジオであり、診療や治療は行いません。具体的な適合性や注意事項は、施術前のカウンセリングでご案内いたします。
よくある質問
眉毛タトゥーと眉毛アートメイクは、本当に同じものですか?
日常的には、実質的に同じ施術を指す言葉です。正式な呼び方はパウダーブロウ(パウダー眉)のような眉毛アートメイクで、検索されるときによく「眉毛タトゥー」と呼ばれているだけなんです。ただ、本物のタトゥーは皮膚の深い真皮層まで濃い色を入れて一度で長く残す施術で、眉毛アートメイクはずっと浅く自然な色をのせて時間とともに少しずつ薄くなる、という点で違います。つまり「タトゥー」という言葉がついていても、顔に行う美容施術のほとんどはアートメイクだと理解していただければ大丈夫です。
リップタトゥーとリップブラッシュはどう違うのですか?
どちらもリップアートメイクの中にある表現方法なので、大きな枠では同じ領域です。「リップタトゥー」はリップアートメイクを指す検索ワードで、その中のリップブラッシュは、内側を濃く外側を淡く色を染めるようにのせて、ティントを塗ったような自然な血色を出す技法です。反対に、唇全体を口紅のようにしっかり埋めるフルリップもあります。もともとの唇の色が暗い方は、中和色素で暗さを先に整えてから色をのせる段階が必要なことがあり、正確な方向はカウンセリングで唇の状態を見て決めます。
頭皮アートメイク(SMP)は、頭に本当にタトゥーを彫るのですか?
髪の毛を描くのではなく、毛根のように見える微細な点を頭皮に打って、髪のボリュームがあるように見せたり、傷跡を自然にカバーしたりするアートメイクです。SMPは頭皮アートメイクとも呼ばれます。「点」で密度感をつくるため、定着後は自然で、ほかのアートメイク施術より持続期間が長めです。効果や持続期間には個人差があるため、頭皮の状態に合わせてカウンセリングでご案内いたします。
アートメイクは時間が経つときれいに消えますか?
完全に消えるというより「少しずつ薄くなる」が正確な表現です。「半永久」という呼び名は、過去に色素を正しく配置できず、すぐに薄れてしまったことに由来しますが、きちんと施術された色素は薄くなることはあっても、一部の残留色が残ることがあります。ですから、デザインと色は最初のカウンセリングで慎重に決めることが大切です。持続期間は肌質・生活習慣・ケアによって差が大きいため、決まった年数では言い切れません。色が薄くなったと感じたときがリタッチのサインで、部位ごとの目安はカウンセリングでご案内します。
効果や持続期間は個人の肌質やアフターケアによって異なり、色素アレルギー・感染・一時的な腫れや赤みなどの可能性があります。詳しくは施術前のカウンセリングでご案内します。